『THE HEART』私の、大きな大きな宝もの。

今日は、
教育現場の今期最後にある、イベント出演が地震の影響で中止になってしまったので、その件でお話をしに。

何より、早く皆の顔をみたいと思っていました。

毎年主催側の方達にも大変良くして頂き、期待をして下さっていたので、生徒達も、全霊で取り組んでいました。
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彼女達にとっては、このメンバーで踊る最後の機会でもあり、1年間の集大成の1日。
毎年、様々な想いを巡らせ、仲間と、そして観にきて下さる方と時間を共有する、大切な機会でした。
本来だったら明日が照明合わせ、日曜が本番というスケジュールです。

またいつ地震が起きるか解らない、節電もしないとならない・・・
仕方ない事です。

この現場は1年を通して1曲と向き合う・挑戦するスタイル。
(その間、色んなイベントもあるので各自創作もしますが・・・)
作品では、1つを様々な角度から捉え、『自分は作品の中のどこのピースなのか』を探り出し、また全ての代わりもこなせる欠片でもあることを知り、総合的な意識を高める事にも取り組みます。
1人でも欠けては成り立たないと実感してゆく中から、体調管理も含め、様々な愛情に触れ、責任能力を身に付けてくれたら…と願って。。

1つの作品を、同じメンバーで・・・ハコ(劇場)に合わせて手直ししながら創り上げる作業は、プロと変わらない意識レベルを要します。
1つの作品にとことん向き合う。それがプレイヤーの醍醐味でもありながら、そればかり出来ないのがプロの現状。それが出来たら最高だな…とよく話します。

またリバイバルに挑む時の重みは大変なものです。

生徒達には鑑賞態度も含め舞台に関わるに必要なマナーも指導しています。

彼女達が私の舞台を観に来てくれた際、
「あなたの生徒さんだったんですね!鑑賞態度を観て、感動しました。こんな気分、初めて。一緒に拝見できて嬉しかったわ。」と声をかけて頂くこともあったり…

共演者からは「彼女達の前で演じられ、こちらも気持ちが締まった!」と言ってもらえたり…

生徒達の何気ない様子をお褒め頂く度、言葉に表せない程の嬉しい気持ちになります。。
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伝えたい事は山ほどありますが、何より基盤は「学生」という事。
必要な制限もあり、大事な学校の行事や、将来を考える時間も、それから友達との交流・・・やることがいっぱいあります。
さらに習い事や家族行事。どれも全力で取り組みたいはずです。

その点も、なるべく一緒に考えたいと思いました。
たった3年間・・・中心となる2年生がメインとなり、その時期は本当にあっという間に過ぎて行きます。

社会に出るというのは、海に投げ出されるのと同じ。
果てしない海の中、何かを見つけ、生かし、可能性を探りながら、自分を信じて進まねばなりません。
そして、色んな波にもまれながらも、海は1つで繋がっている事に気がついて勇気を奮い立たせたり。。

学生のうちに経験したことは、何事も色濃く刻まれやすく、必ず未来に役立つはずです。


私は、彼女達と出逢って7年。
それゆえに厳しい指導をしますが、真っ直ぐに向き合う勇気など、本当に、教わる事ばかり。


話が反れましたが。。

そんな大事な仲間と心と身体で向き合った『1年間の形』を伝える場(ステージ)が、今回の震災により無くなってしまいました。

・・・やるせない気持ちです。

大好きな社長にその事を伝えると
「生徒さんたちはきっと落ち込んでいるかと思います。
でも、命のあることの大事さと、命ある限りまたどこかで実現できるかもしれない可能性を説いてあげてくださいね。」
と。

私にとっても、希望の言葉でした。
この温かい言葉1つも、彼女達との出逢いゆえに頂けたのだと感じます。

私の周囲の大事な人達も、彼女達の舞台を楽しみにしてくれていて、自分の事のように感じてくれました。


この日のお話の最後に、生徒達に本番の日にあげる予定だったプレゼントを渡しました。

今回は『THE HEART』という作品。
古くから「心」は心臓にあるものだと考えられた・・・
本当の「心」は、一体どこにあるのか、心と身体は1つなのか・・・

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作品をイメージして、というのと、
部活も大きなギアチェンジのタイミングでもあったので、
大したものではないけど…皆にハートのネックレスを贈りました。
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愛おしくてしょうがない彼女達は、私の、大きな大きな宝ものです。

そして顧問の先生は、心の底から尊敬をし、私の人生にとって最高の教員だと…感謝でしかありません。


先生や生徒達の顔もみれて安心したのか、ちゃんとお腹もすいて。
いつものお粥屋さんで一人で食事をとって帰りました。

ここの所、食事をしても気持ちが・・・。


東北のほうにいらっしゃる知り合いの社長さんが
「今の東北の中学生、高校生達は、人の痛みも、助け合いも、身をもってわかる、優しくたくましい大人になって、きっと素晴らしい日本をつくってくれる。戦後必死に頑張った私の親達のように。」

とおっしゃっていました。

本当に、そうですね…


よし!!これでまた1つ、元気になりました。
今関わっている大事な方達の、媒体となって、出来る事をします。



生徒達とも

「心苦しい事態ですが、現地で必死に支援している方のことを感じたり、感謝したり…出来る事は何かを考え、節度を保ち、こんな時だからこそ小さな配慮を大切に…大事な家族や周囲の"希望の光"となる生活が出来たらいいね」
と話しました。

「同時に思いがけない人災も沢山起きていることも事実だから…
『人は刃のようなもので、他者も自身も傷つける生き物』だという事も
『だからこそ知恵を与えられた』事も忘れずに行動できたらいいね…」

とも。
全てがうまくいくなんてことは叶わないと思いますが、そう願って過ごせるだけでも、と思っています。。


by chihiro_anma_ex | 2011-03-18 05:44

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by 安間 千紘
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