こんにちは☆
「-2011・3・11- ふるさとは今もかわらず」
無事に千秋楽を迎える事が出来ました!!
毎日色んな衝撃があり、不安も多かったのですが…
お客様からは、驚く程の良い評価と、温かい感想を頂いて、幕を下ろす事が出来ました。
今までみた作品で1番感動した!というメッセージも、本当に多く頂戴し…改めて関わる事が出来たことに、感謝しております。
(そして、今回から得た課題も、しっかり受け止めたいと思っております)
やはりまずはお客様に恵まれた、、という事なのだと思います。
日本で5年前に起きた、まだ記憶も薄れない、あの未曾有の大地震。
演劇業界初の試みというだけでも、プレッシャーは大きかったかもしれませんが、やはり皆様の心に深く深く刻まれた「あの日」…
どのようにお届けするべきなのか、カンパニー、そして個々キャストも、葛藤と不安の連続で、向き合えば向き合う程、疑似とは言えど、深い哀しみに触れ、常に胸がぐちゃぐちゃになって…
一幕(震災前)の、亘理町にあるささやかで温かい平和や希望を表現している時こそ、涙が溢れ、人そして自然の温もり、存在の大きさを言葉では言い表わせない有り難みを痛感しておりました。
本番は、お客様の心に支えられながら演じる事が出来ました。
なんというか…客席の空気、お客様の体験や心を肌で感じる事で発見する感情が本当に大きかったのです。
私の役は震災で生徒を失ったダンススタジオの先生(江尻香苗さん)…
自分の人生と重ねてしまう部分があまりに大きく、だからこその葛藤がありました。
そしてどうしても、実際の自分の生徒chan達の可愛い顔がよぎってしまい、毎回胸が切り裂けそうな思いでした…(今回も大勢の生徒chan達が観に来てくれました!また次回書きます。)
(※小道具のポスターを生徒役の子達に持ってもらいました)
生きる希望を失った先生を、生徒達が不器用でも夢と希望で救わんと新沼健治さんが作詞作曲された「ふるさとは今もかわらず」に乗せて踊り歌うシーンがあり、、
真っ直ぐな歌詞が、舞台上で一層、心の奥底に響き渡り、涙が止まりませんでした。
新沼さんは当初千秋楽にいらっしゃる予定でしたが、残念ながらお風邪をこじらせてしまったとの事で、本番を観て頂くことは叶いませんでしたが…
楽曲の温もりや希望、それがこの作品の原点であることを、実感しながら演じられたことを喜びに思っております。
振付に関しては…
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脚本の石森先生、そして愛情深い演出家・時風先生の「想い」のお手伝いが出来るよう、真摯に務めさせて頂きたいと思いました。
ダンス経験のあるキャストが大変少なく、課題や苦労も多かったと思いますが、踊りは心そのもの、人そのもの。
懸命な姿こそ、芸術…復興への希望にも、どこか通ずるようにも思います。
新沼さんの美しい合唱曲を初めて聴いた時の感動を、素直に表現しながら…キャスト同士、心の架け橋になるよう願いながら、紡ぎました。
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と、振付としてのパンフレット掲載コメントにも寄せましたが、生徒役の皆さんは本番の回を重ねる毎に大きな成長をされていて、役としてだけでなく、本当に感動しました。
…素敵なことです。
初日のダンスシーンの後、楽屋で皆に「良かったよ〜!」と小声で伝えると、涙を浮かべ、両手で拳を作って、小さく激しく飛び跳ねて喜ぶ子達がいて、、こちらも嬉しくてしょうがなかったです。
劇中ダンスシーン(ボレロ)は、ショーではありませんので、拍手を頂くタイミングではなかったのですが、『ブラボー』の声と共に、温かい拍手を頂く回も多く、皆で感動しておりました…
世界的な名曲で踊る緊張感と向き合った日々でしたから、尚の事だったと思います。。
(ボレロの衣装にて↓)
日頃ダンサー活動をしているまきchan、あやchanは、役者経験は浅くとも、自分の出来る事から精一杯、役に挑戦しており…
そんな中で率先して、私のフォローを沢山してくれました。
仕掛けセットの関係で、リノを貼らない床だった事もあり、予想以上に滑る!
日頃のダンスシューズはどれも使えず(汗)
直前に様々な加工をして、振りも変更したりとバタバタでしたが、結果的に良い方向に言った事ばかりで、彼女達がすぐに対応してくれた事が幸いでした。。
って、何で一加が真ん中に(笑)↓
あやchanは早着替えのサポートも彼女の方から気にかけてやってくれ、本当に助かりました(泣)
2人には、とても感謝しています!
大変な事や衝撃の連続でしたが、生徒役の皆さんの存在がなければ『先生』として成立しないのですから…本当に「ありがとう」でしかありません。
そして、
脚本家の石森先生には、この上ない嬉しいお言葉を頂戴し、わざわざ私の母を探し、最高の褒め言葉を下さったとのこと、そのお優しさにも感動です。
そして、人生の大大大先輩である上月左知子さん、神田さち子さん、徐頼子さんには、終始、お優しくして頂き、さらには子育てをしながらの女優活動についても、体験談を沢山聞かせて頂きました…
ここでは書ききれない、学び多いエピソードや、楽しい時間ばかり。
今後の人生にとっても、大きな励みにもなるのだろうと、、
出逢いに本当に恵まれたと、感激しています。
そして、お別れが寂しかった…
上月さんは、遅くなった打ち上げ解散後にも「ちゃんと帰れましたよ〜」とお電話を下さいました。。
何事も体験しなけば判らないことばかり…
今回も、家に帰ると自分の未熟さや甘えっぱなしに呆れ、情けない!とガックリしておりましたが、家族はいつもサポートしてくれました。
3歳の娘にいたっては、どうしてそこまで理解をしているのだろうと不思議な程に、私の心を見通して、先々まで支えてくれているように感じてしまっていました(汗)
ほとんど毎日、母とロビーでモニター見学をしていましたので(夜の回は撤収が早く、母と娘にお客様へのお土産を先に配ってもらっていました)、歌もダンスも覚えたようで…
今でも横で、歌い踊っています(笑)
…結構激しく(;´∀`)
でも、やはり3歳児。
彼女もいっぱいいっぱい我慢をさせてしまったのだと思うと、言い表わせない気持ちになります。
終演した次の朝は、抱き合って沢山感謝を伝えました。
すると「ママ、素敵だったよ? でもママ、寂しかった? 大丈夫よ、大好きよ〜」なんて言っていて(笑)
どっちが母か判らない台詞ですね…(;^ω^)
でも「本当は自分で出来るよ〜?」と言いながら、おトイレに一緒に来てくれと言ったり(笑)
家の中の些細な移動も「コテッして、えーんえーんしちゃうかもしれないから、一緒に行こう?」なんて妙な甘え方もしていました…(笑)
キミはいつもコテッしても(転んでも)泣かないくせに何を言っているんだぃ…
この舞台期間に、また彼女の中で心身の進化があったようです。
演出の時風さんの「出演と振付をお願いしたいんだけど、一加(娘)ならいつでも連れてきていいから!!」という言葉に最後まで甘えて、スタッフキャストの皆様にも、大変良くして頂き、申し訳ない気持ちと、感謝で一杯でした。
そのような環境は、決して当たり前ではないのですから。
家族全員で、有り難く思っております…
そして、書ききれない、素敵な出逢いも、大切にしたいです。
打ち上げから帰ると家に旦那くんのメッセージが。
(書き置き用の小さな黒板↓)
一加と手を繋いで、お散歩がてら、クリーニング屋さんへ。
…が、受け取りはしましたが「出す」のはすっかり忘れました(爆)
まったく、しょーもない私(;´д`)トホホ
そんな私を怒るどころか「取りに行ってくれたの?ありがとうね」という旦那くんに、頭があがりません。あーぁ。。
観に来て下さった高校時代の恩師から「貴女も、良い年のとり方をしているわね」と言われた事が、印象的でした(笑)
「良い」かは定かではありませんが、34歳になりました(爆)
母として3年、女優として30年…
まだまだへっぽこぴーな私です。
精進、ですね!!
そして、次回、嬉しい頂き物や、大勢で駆けつけてくれた生徒chan達の様子をアップしたいと思います♡
観に来て下さった全ての方に、感謝いたします。
本当に本当にありがとうございました!!
さて、今日は教育現場の教えと、プライベートコーチング!
切り替えて、行ってきます三(((o ・`∀・´)ノ
さらに!!
今週末は娘の入園式ーーー!!ひぃ!!
□■□■□出演情報□■□■□
「-2011・3・11- ふるさとは今もかわらず」原作 石森史郎 演出 時風静恵
【出演】 洲矢新吾/上月左知子/神田さち子/安間千紘/和田洋一 他
【会場】 座・高円寺2
【上演日程】 2016/3/31(木) ~ 4/3(日) 全8ステージ
【料金前売】 4,500円 (当日5,000円)
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