『蛍』終演いたしました!

こんにちは。

無事、娘の出演舞台『蛍』終演いたしました!
観にきてくださいましたお客様、また配信でご覧頂いたお客様、本当にありがとうございました。。


本番前までにもう一度ブログを更新できると思っていましたが、このタイミングで車の買い替えまであって(なんでじゃ〜!)だいぶドタバタな日々でした。。

小学校は、2週間程お休みを頂いていましたが
娘は月曜日から通常に戻り、健康的にご飯を食べ、自分でお肌や髪や体のケアをし、朝の20分学習もして、大好きな小学校へ元気に登校いたしました。

千穐楽の明くる日は、まさかの小学校の学芸会

担任の先生方が娘が長期欠席を頂く前までに通し稽古を済ませてくださっていたおかげで、そちらも無事に、不安なく参加でき、嬉しそうに、笑顔で大きな声で演じていました(って、台詞はたった2言ですがw)

皆にちゃんと混ぜてもらえていて、安心しました。
いない間も娘のことを考えてフォローをしてくれていたそうです。先生の導き方の素晴らしさと、純粋でいい子達に恵まれたお陰ですね。。
娘も終演後、周囲にお礼を言ってみんな笑顔で過ごしていたのだと先生から教えていただきました。よかった…

そんなお話は、次回のご来場くださったお客様と嬉しい時間をまとめた記事にて触れたいと思います。
*なんと大好きな担任の先生も劇場に駆けつけてくださったのです!


日曜日は、家族みんなでトレーナーの往診治療を受け、心身を隅々まで整え(私はトレーナーが帰宅されるのを気づかないほど、治療の後半で爆睡w)

今は、お客様お一人づつ、改めてお礼をお伝えしているところです。

座長の貴子さんとも、ゆっくり2時間ほど、出来事を振り返りながらお電話をさせて頂きました。(半分しみじみ、半分爆笑)
お稽古中も定期的に電話をしていて、心癒され、
時には『座長』というお立場抜きに語り合える関係性であったことも、本当に嬉しかったのです。

その際は娘も必ず電話口に出て、お稽古場の中でも外でも、愛していただき幸せでした。

毎度「本当ならご飯に行ったりしたかったね」と言い合いながらも、私の心は十分に貴子さんの優しさで埋まっておりました。

さて、小屋入り(劇場入り)の少し前から千穐楽まで、大量の写真と共に振り返りたいと思います!!
なんとまぁ「更新、楽しみにしてます〜」と優しいメッセージを頂いているので、たとえお世辞でもしかと調子に乗って記しますから、
覚悟して(?)お付き合いくださいっ💦
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本番間近のお稽古場も、毎日楽しく、娘は幸せそうに過ごしておりました。

12月になったら、もう会えないのね…と、しょんぼり。

「じゃあ私、次は29歳になったら、みんなとあえるの?」

( ☉_☉) ・・・へ?

何やら、20周年記念の舞台に立たせていただいたので、自分は20年後にまたお声がかかると思ったそうです(笑)



最後の1週間でまたお芝居の質を上げていくことにも挑戦しました。

こちらの現場は、まずは役者サイドが各々しっかり芝居を作っていって、それを生かし組み合わせ、抜き差ししていくスタイルです。
芝居を1からつけてくださる場所ではありません。

娘に対しても基本同じですが(尊重し、そうしてくださったのでしょう)貴子さんが事前にじっくり役柄の背景をご説明くださって娘も情景が想像しやすかったと思います。

自宅でのお稽古では、最低限のテクニック(発声や見せ方)以外は、どうか私の真似ではなく、娘の色が消えないことを大切に、娘らしい心や感覚をそのままに『明子ちゃん』として生きられるかどうか、娘がどんな日も、心健やかに豊かに、明子ちゃんと一緒に成長できるようにと願って、向き合ってきました。

初めてのお芝居でしたし、少しでも視野を広げて自ら発見できるようにと、毎回録画をして。
「あぁ…今のじゃ、私(明子ちゃん)の気持ち、わかりにくいね」なんて、自分で何度もチェックしていました。

同時に、シーンの前後やちょっとした隙間で、皆様が娘にかけてくださる笑顔やお声、謎に面白すぎる行動に、大笑いしちゃって。これがまた、娘(&私)にとって最高の癒しで、こん詰め過ぎずにいられたのです。

娘の姿勢や心を、皆様がちゃんと汲み取って、そして娘の自然と出た影台詞(台本にない芝居)や動きも、より伝わるように娘を自由に羽ばたかせてくださいました。

現場では常に優しさに包まれ、笑顔いっぱいの娘でした。

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お稽古場が恵比寿だったこともあり、アトレでご飯やおやつを探したり、uRn. chAi&TeAという美味しいチャイのお店を見つけたりして楽しかった。

思わず、母娘でチャイ好きなので、お店のオリジナルタンブラー(シリアルナンバー付きタンブラーMiiR)を購入したのですが、¥5,500と微妙にお高い(笑)、コーヒーのアレルギーがあるのでコーヒーショップの前を横切るのも怖い私。故にタンブラーの相場がわからず、勢いで買ってしまったネタを、主人は遠い目、友人は大ウケでした(笑)
それも思い出ですね、あっはっは。。

*チャイのカフェインは少量で、ミルク(我が家は豆乳)も多くて私でも飲める。本当に助かります。
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娘のリクエストのお弁当を持参したり、昼夜のお食事タイムも楽しく過ごしておりました。

キッチン付きのお稽古場なので、とても充実した休憩を過ごせます。
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お稽古最終日は、お稽古場を皆さんできれいにお掃除し、感謝を伝え、小屋入りしました。


今回の劇場は『めぐろパーシモンホール』
私も利用したことがある、大小どちらもとても綺麗なホールです。

コロナ禍で久しぶりに観劇なさるお客様も多い中、少しでも心地よく安心して過ごして頂きたいと、貴子さんがこちらを選択なさいました。【土日が確保できなかった問題】はずっと悔やまれていましたが、この小屋で大正解だったと思います。

デパ地下で買ったお食事を持って、小屋入りです(笑)
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「ママ、ちょこっと覗いてもいいかな? 失礼します…」と、そぉっと客席のドアを開ける娘のドキドキした背中が愛おしい。(親バカ)

貴子さん達やスタッフさんにご挨拶をしてから、劇場のあちこちにいらっしゃる神様にご挨拶。
モデルちゃんのランウェイや舞踊のステージに立った時も伝えましたが、改めてどんな神様がおいでか説明し、娘も一緒に感じながら、探検しました。
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そして、有難いことに、磯野洋子さんや貴子さんをはじめ、お姉様方と同じ楽屋に入れてくださり、鏡前も頂きました。

鏡前を見れば、役者の質もわかると言いますし、そのようなことも話しながら、娘とセッティングしていきました。

私のお下がりや今も使っているメイク道具でも娘は喜んでいましたが、今回はせっかくなので、娘のセットを作ってあげようと…家にあったイヴ・サンローランのノベルティをかき集めてみました(笑)ノベルティってところがポイントですw
チークブラシ等も前から沢山頂いていたので、サンローランで揃えて。
ちょうどつい先日もらったバニティボックスも大活躍!ショップのお姉さんも「楽屋で使ってね♡」とエールをくださいました。

大概、楽屋は乾燥もひどいので、加湿器ちゃんも持参。

かぁちゃん役の希美ちゃんから頂いた、くまちゃんも上演中はずっと飾ることに♡

そして、氏神様(神社)の宮司さんがご祝儀をくださったのでお守りに。
*宮司さんは、なんと、私の初舞台の『アニー』で青山劇場のお祓いを担当なさり、私のことも覚えていてくださった深いご縁がございます。本当は娘の初めてのお芝居を見届けてくださる予定でしたが、急遽叶わず、ご祝儀をくださいました。。

さらに、教育現場の生徒ちゃん達が浅草の浅草寺で心を込めて買ってきてくれたお守りも。
*現役ちゃん達はテスト週間で来られず、その分いっぱい応援してくれました〜!

さらにさらに、会津若松の社長さんが娘に贈ってくださった『金の寅の起き上がり小法師ちゃん』も、持っていきました。

敷いているのは、娘の七五三のお祝い返しに起用した名入り風呂敷です。
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終演し、楽屋を出るときにかけるカバーは、
主人が「これ、エエんちゃう??」と渡してくれた『蛍』の手ぬぐいを。
*主人が役者時代にお客様から頂いたものだそうです。。これもまた、お守りですね。。
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そうそう。
本番前、貴子さんが「ちぃちゃん、これ、覚えてる?10年前にさ、共演してお隣の鏡前だった時に、ちぃちゃんが描いてくれたちくびウサギ。ずっと大事にしてたけど、もう消えかかってね。。また書いてくれる??」

と!!

なんて可愛くて優しい貴子さん。。

私のいたずら描きを、こんなに大事にしてくださって。
早速、うっすら残っていた上から、なぞらせてもらいました。

そのやりとり、娘はとっても嬉しかったそうで。
「ママ、貴子さんは素敵な思い出を大事にしてくれてて、嬉しいね。やっぱり優しいよね、ママよかったね。。」と小さな声で私を見上げホクホクしていました。
彼女の、そういう気持ちになれるところが、私のお気に入りです。


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そして、なぜかお隣の希美ちゃんがス…ッとおしろいケースを差し出し「私も描いて?」と(笑)
希美ちゃんらしい(笑)あっはっは。。

*そして後ろの洋子さんがお綺麗すぎる。


そうそう。

楽屋で頂くお弁当!!
昼も夜も、とっても楽しかった〜
制作のそぶちゃん♡が思考を凝らして、和洋中、毎回様々な種類を用意くださいました。

ヴィーガン対応まで!
『ピストルチキン弁当』というクリスマスみたいな骨つきチキンが2つも入ったガッツリ系も(笑)
各回、4種類以上提供してくださって皆さん悩みつつワイワイ、とても喜んでいました〜
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ケータリング横のホワイトボードには、やっぱり、お絵描きをしてしまう、母娘(爆)

娘がしょっちゅう描く、謎のまつ毛バッサバサ人面ニャンコも、私のちくびウサギも、スタッフキャスト共にもう見慣れてくださったことでしょう(笑)

気づけば誰かが参戦し、少しづつイラストの列ができていました(笑)
リンゴさんやナスさんを描いた人はいまだに不明(笑)

最後は、娘の脚長とりさんが、ちくびねこにツッコミを入れているではないか。。なんなんだ。
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娘のヘアメイクは大したことはしないので私がしましたが、腕に怪我のメイクが必要で、メイクルームにも毎度お世話になりました。
大山なをみさんをはじめとするメイクさん達にもとっても可愛がっていただいて。

リアルなアザを作って頂きながら楽しいひととき。

『不動のガッチガチ三つ編み』もお褒めいただきました(笑)
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劇場が組み立てられていく様子や、機構も間近でみれて、娘の心はいっそう高まって。。
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周囲に「いよいよだね、緊張する?」と聞かれるたび
「ううん、楽しみなのよ。やっとお客様に観ていただけるでしょう?早くお芝居したいな…」
と応えていました。

本番前みんなで円陣を組む時は(撮りそびれちゃった回もあります)、かぁちゃん&とぉちゃんだけでなく、回によって色んな方と肩を組み合っていたようで、心の高まりを共有していたようです。。
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頂いた役は元特攻隊帰還兵の父を持つ難役で、場面を一気にシリアスに変えねばなりません。
ゆえに、いっそう、お稽古場でも出番の前は心を統一し、泣きながら必死に助けを求める、心が強くて優しい『明子ちゃん』に集中します。

それは、けして簡単なことではありません。

「ママの小さい時も、こんな風に出番の前は心を整えてたんだよね?」というので

亡くなった大原麗子さん
「この子は子役ではありません。私と同じ女優さんなのよ。出番の前は私と同じお椅子を用意してあげて。」とスタッフさんに言ってくださったのを思い出しました。
(個室楽屋をいただいていましたが、私が撮影スタジオの端っこでこっそり見学していたのを気遣ってくださったのです。)

その後「貴女は女優さんよ。お隣にいらっしゃい。」と、上品な美味しい飴ちゃんをくださって。お隣に居させてくださいました。
飴ちゃん包みの処理1つ、お口への運び方、お付きの方への渡し方も美しかった…

時折目を閉じて集中なさっていたり、きれいな首筋や手先を撫でて心を整えられているように見えて、間近でお姿をみて、背筋を伸ばして、私も一緒に体のあちこちを撫でて、出番まで精神統一をしたのを覚えています。。。
(その時も、葛藤や悲しみを抱えた、難しい少女の役でした)

今でも、自分が人の前に立たせていただけるときは、大原さんの甘い香りと共に、その情景が浮かびます。

舞台の内容や役割、環境にもよりますが、本番前の過ごし方は大切にしたいですね…


楽しい楽しい素敵な現場ですが、(子役や出番の長さに限らず)女優さんとして居させていただく訳ですから、状況に合わせどう過ごすかの切り替えを、小屋入りしてからも改めて一緒に考えながら過ごしました。
娘は、何においても初めての状況でありましたが、素直に、心を強く向き合えて居たことが幸いでした。

楽屋での過ごし方、袖での佇まいがお芝居に現れること、
舞台の神様を感じる心、何よりお客様への感謝の心をいかなる時も忘れないこと。
それらをしっかり噛み締めて向き合ってほしいという願いは、私が思っているよりも深く伝わっているようでした。
そして自立心もいっそう強くなって…
*終演数日後に思いがけない角度から全体や細かい部分をシビアにみて居たことも、教えてくれました。娘にしか見えない世界を知れることが、私の学びです。

娘なりに様々なモノをみて、
舞台には『神様』も『魔物』もいること、
不思議なことが起きてしまうことも、身を以て感じ、

精一杯演じさせていただいているようで、感謝ばかりでした。。

*写真は、場当たりやゲネのものです。
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今回は、思いがけない有難い経緯(貴子さんの深い愛)で、二役演じることとなりました。

本役『明子ちゃん』と、もう一方は、戦火の中、両親を見失って泣きながら必死に探し回る少女の役。
貴子さん演じる主人公が、この作品の要となる重要な長台詞シーンの背景で表現します。

後から創られた役でしたので、役名をどうしようか、貴子さんと考えて…貴子さんの苗字を頂いて『岩本いち子』ちゃんと命名。

空も大地も、心も、拡がる全ての世界が真っ赤に染まった世界を想像して、演じることは毎回大変な体力でしたが、自らお勉強のために借りた、胸が締め付けられる戦争の絵本や写真を思い出し、音や匂いや温度を浮かべながら、挑戦していました。
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本役はもちろんですが、娘にとって新たに頂いたこの『いち子』ちゃんは、とても重要な意味があり…

「このシーンはね、とっても大切だから、私も出させてもらえて、嬉しいの。」と。

大好きな富士子ちゃんや唯ちゃんと一緒に、よごしメイクをして、モンペちゃんを履いて、頭巾を被って…とても良い経験をいただきました。
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沢山写真を撮っていましたが、、
なんと娘のお衣装ソロショットはモンペちゃんだけ、ということに終演後に気がつきました(爆)
それほどに、皆様に包まれて過ごしていたのですよね。。

でも、私も、娘のモンペちゃんがとてもお気に入りだったので、いっか。
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娘のことばかり書いておりますが、、

今回は本当に作品そのものがとても良質で、キャストの方々もベテランの実力派から若手さんも勢いがあり、本当に素敵でした。
どの役も魅力的で泣けたのだと、多くのお客様がおっしゃって。

日頃は手厳しい評価をなさる業界関係者のお客様からも、「このカンパニーは心があり、愛し合えていることが伝わって、内容も素晴らしかった…久しぶりに何度も泣いて笑った。本当に感動しました。」と言っていただけました。

泣きどころも笑いどころも満載で、
私の教育現場の生徒ちゃん達(卒業生や引退生)も、昭和を知らなくとも台詞(言葉)1つ1つが記憶に残り、とても沁みて、明日への活力になったと沢山の熱いメッセージが届きました。。。

世代を超えて時間を共有できる事こそが喜びですし、目標ですものね。。

お客様のお言葉に触れ、いっそうこの作品に携われた事に感謝しました。


ただ、労働基準法の関係で、夜公演のみ、(2幕の途中までは出演しますが)素敵なエンディングの演出とカーテンコールに、娘が出演できなかったことが残念でした。
演出自体もとても評判が良く、ここで改めて泣けるのです。

お客様からも、最後に優子先生の少女時代役の唯ちゃんと共に、娘がみんなより先に蛍(命)の光を空に掲げる瞬間があるのですが、その時に娘が命の光を愛おしそうに見つめてから高くあげており『この作品を子役ちゃんも一緒に、深く理解していることが、大きな希望だね』と言っていただけました。。。

主人公の優子先生の想いを引き継ぐのが"明子ちゃん"ですので…
何より有難いお言葉でした。。

まさに、貴子さん、皆様の愛のおかげですね。。
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娘も本番が始まって、夜公演の現実にまた悲しんでいましたが、自分の出番が終わってすぐに着替え、客席の端っこで、キャストの皆様と一緒に美しい楽曲を噛み締めながら歌っておりました。

蛍(命)の光が、少しずつ消えゆく様をみて、ふと、
娘が学校の宿題で描いた絵本の模写を思い出しました。

この頃は本読み段階。
お稽古が始まったばかりの頃、娘が純粋に作品に想いを寄せ、心に描いた情景が…2ヶ月半後、舞台からお客様に届けられたのかもしれない、なんて、こっそり感動していました。

光の配置も、とても綺麗です。
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昼公演と千穐楽のカーテンコールでは、貴子さんもいっそう気遣ってくださいました。
娘、なんて嬉しそうにしていることでしょう。
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今回は、またさらにビックリなことが。

ある日のお稽古にて貴子さんが「いっちゃん、劇中で使う垂れ幕、書道で書いてみてくれない?」とちょろっとおっしゃって。

気軽におっしゃったはずですが、もうそれはそれは娘は大喜び、本気で挑戦しました!!
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もはや、最初の『優』からして、知らない字ばかり(笑)
『先生』と『長』しか習っていない💦

でも幸い娘はデザイン書道が大好きで、作品のほとんどが知らない字を表現することばかりなのです。だから楽しさの方が優ったようで。。
いつも通り、字の成り立ちや意味を調べたりして、参考にする書体をiPadに表示しながらよぉ〜く見て…

が、『優』はかなり手こずって、何度も練習していました(笑)

結局、『就任』が予定より大幅に大きくなってしまい、パーティーが入らなくなってしまって(笑)
2段にすることに〜(笑)

でもそこが貴楽屋っぽくてなおさらイイ!と貴子さんがとっても気に入ってくださって。

本当に劇中に採用していただくこととなりました〜!!
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なんとまぁ、初めてのお芝居で、書まで採用くださるとは、もうビックリ!!
*パンフレットにも、ちゃんと写真付きクレジットを入れてくださいました。。

お客様も「あれ、いっちゃんの字だ!」と気がついてくださったみたいです♡.*˚


さらに。。

共演者の麒麟子さんがいつも書の作品を褒めてくださるのもあって、娘が麒麟子さんって字を書いてみたいなぁ」と言い出し。
いやいや、相当難しいぞ〜!と思いましたが、ここはもう勢いでトライでございます。

『鹿』も知らないので、よく見ると、麒麟の『鹿』部分が、2つともちょっとテイストが違う。
わからなくとも、とにかくかっこいいので楽しく思いっきりいけたようです。

そして、さらに調子に乗って『貴楽屋』も描く!と。

納得いかず、5回ほど書き直して、こちらに収まりました。

まるで、貴子さんが、貴楽屋お決まりの”ハリセン”を持って『楽』をいじって遊んでいるような、『屋』もまた『楽』をコチョコチョくすぐっているような。。

ハリセンの名前も現物も用途も何も知らない娘がこれまた偶然、このように表現したことが可笑しくて可笑しくて、すぐさま貴楽屋チームにお見せしました〜(笑)
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そして初日、今回舞台にあがるメンバーさんのみではありますが、お一人づつお渡しさせていただきました。

貴子さんは「受付に飾ってお客様に観ていただこう!」と言ってくださり、優しい制作のそぶちゃんも「最高〜!」と飾ってくださいました(泣)
竹ちゃんはすぐに楽屋に飾ってくれました。。
…いや、いつもの癖で額に入れちゃったから、皆さん飾るしかなくなっちゃいますよね(汗)失礼しました。

シンジさん(今井さん)は、「えぇ!僕にもくれるの?」と…
後にめちゃくちゃ可愛いキティグッズを大量にプレゼントしてくださいました(泣)
どんな時も真面目で泣けるほど優しすぎるシンジさんが、娘は大好きでした。。

麒麟子さんは…もうお写真の通りの愛で喜んでくださいました。。
お年賀状に採用くださるそうです(やったー!!)
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麒麟子さんの『青江三奈』さんは、母や義母も思わず「一瞬、本物の青江三奈さんに見えちゃうのよ!」と言うほど、お見事でした〜✩

ダメ出しで、(貴楽屋のネタ?感覚で)「品をお忘れになっていまーす」「品を見つけておいてくださーい」なんて、竹ちゃんが言うので、麒麟子さんが
「やだー!私の品はどこー!」って叫ばれて、

思わず一加が立ち上がり、本気で『品』を探しに行って、みなさん大爆笑。

さらには「いっちゃん、私の品探してくれてんの〜?あったぁ??」に対して、
「…ないよぉ〜」

で、みんなさらに爆笑でございました。

我が子よ、、わかっとんのかいな。。。(ˉˡˍˉ  )ハァ...

「品性の、品、だよ?」と確認すると、「あ、そっちか〜!」ですって。

どっちやねん。

ともあれ、麒麟子さん、大好きなのです(笑)
本番は、見事な品を醸し出し、ついには『マリリン・モンロー』いや『キリリン・モンロー』のごとく、お客様を魅了なさいました。
本当に素敵な、女優さんです。。



共演者さんとの思い出も、少しピックアップ。。

今回は、貴子さんのお師匠様でもある磯野洋子さんが出演なさるとあり、娘も「貴子さんのお師匠様?」とワクワクしていました。

洋子さんのお稽古参加初日、ご挨拶に伺いますと「あなたのこと、そしてお母様のことも、ちゃんと聞いていたのよ…」と娘を抱き締めてくださり。。。

娘が「あの、、少しだけお話しをしたいのですが、いいですか?」と伺うと「なぁに?ここにいらっしゃい、お話ししましょうね。」と、娘を洋子さんのお膝の上に乗せてくださったではありませんか!

洋子さんは、言わずと知れた日本の名女優さんでいらっしゃいますが、現在はパリ在住でいらっしゃいます。

…パリ!!!
我が家の今年のテーマの、パリー!!!!!

さらには、旦那様は芸術の都パリで名の通った画家さんでいらして。。


娘の恋焦がれた『本物のパリの画家さん』が、目の前にいらっしゃった!
と大興奮。。。。。

旦那様の作品は優しく温かく…まさに、娘の大好きな世界観。。
日本でも、Bunkamuraや三越などで個展が開催されていたそうで、伺いたかったです…

さらには、旦那様のお誕生日が9月7日で、私と同じ誕生日!!!
92歳でいらっしゃいますので、私と52歳違いでございます。

さらには故郷は静岡で、私の父と同じ!

もう旦那様も洋子さんも、ビックリ!!!

勝手ではありますが、ご縁を感じずにはいられません。。。

そんな訳で、洋子さんのお膝の上にて話していた内容は…

「私ね、今年は家族でパリに行く予定だったのです。」
「あら!そうなの?どうしてパリに?」
「私、美術館が大好きなの。だから、パリに行って、本物の画家さんに逢うのが楽しみだったの。でも、ここに来てくださったから、とっても嬉しいの。」
「まぁ!なんてこと。だったら、今度いっぱいカードを持ってくるわね。約束よ。それに、もっと早く出逢っていたら、パリの街を私が運転して沢山案内してあげられたわ。でも、必ずパリにいらっしゃい、あちらで逢いましょう。」

…娘は目を潤ませ、頷きました。
私も、泣きそうでした。

が、次の日、娘が「ママ、昨日ね、磯野さんがお膝に乗せてくださった時ね、嬉しかったけど、きっと重たいかなって思って、ずっとお尻を浮かせていたのよ。だからね、今日は太ももがプルプルして筋肉痛なのよ(笑)」と。。空気椅子とは、娘らしい(笑)

その事を、洋子さんにお伝えしましたら「やだ!あなた何でそんな気を遣うの!」と笑ってらっしゃいました。


本番中、楽屋にて「約束のカード、やっと見つかって持ってきたわ。一加ちゃんが何が気にいるかなって、色々持ってきたよ。」と沢山のカードをくださいました。

旦那様は、お稽古場や楽屋でも何度も娘を気遣い「いらっしゃい」と手招きし、パリのお話を沢山してくださったそうです。
サインまで頂いて、最高の宝物となりました。。
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洋子さんは(来日後は多めに自宅待機もなさって)、たった数日の合わせのみでご出演なさることもあり、お稽古時間も僅かでいらしたので、急遽、私にセリフ合わせをご依頼くださいました。それはむしろ本当に光栄な事で。。

撮影も含めた通し稽古の途中でしたが、娘の出番までの間、別部屋へ。
お勉強になりますから、娘も同行しました。

すると、娘が先ほどまで洋子さんのお稽古スペースの整頓などを自らしていたはずなのに、私にスーっと寄ってきて「ママ、私…次に出てくる『トシ坊(男性役)』演りましょうか」と、まさかの代役を申し出ました(笑)しかもトシ坊って!

洋子さんも驚いて「どうやったらこんな子に育つんや!」と大爆笑。しばらく、お稽古は中断です(笑)

みなさんが代役をなさっている様子に憧れていたことと、洋子さんのお力になりたい気持ちだったのでしょう。。でも、トシ坊って(笑)

さらには…楽屋にて、私の居ぬ間に、洋子さんのお側にいたので、どうしたのかしらと思いきや何やら聞き慣れない声が。
なんと娘がセリフ合わせのお相手をしているではないですか!(爆)なんてこと!!!

こちら、偶然にも、私が斜めがけしているスマホで偶然録画されていた様子です。
(ローアングルでも、座っていたことで映っていたのですね。スマホが熱くなっていて後半で気づきましたが、事態に動揺して、また手を離してしまったりして映像は乱れまくっていました。)
*スマホ、勝手に起動され長時間真っ暗な画面が撮影されていることもしばしばw
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せっかくセリフの確認をなさっているのに途中で止めてしまうわけにもいかず、ハラハラ近くに寄ると、娘は貴子さん演じる主人公の優子先生役になりきっておりました(汗)
そして、それを洋子さんがなんてお優しく寄り添ってくださっていたことか…奇跡的にその温かな時間を残すことができ、今になって感動しています。

途中で「あの…この漢字が読めなくて…」と合わせが止まってしまったタイミングで私が「娘が出過ぎたことを、すみません!!」と駆け寄ると「違う違う、嬉しいの。この子の方からセリフ合わせしましょかって言ってくれたのよ、素晴らしいでしょう。だから、まだ続けるのよ。」と。。

なんという貴重な経験を頂いて。。。

洋子さんのお芝居は、お客様にも「やっぱりいい女優さんはいくつになられても、登場するだけでもオーラが違う」と大変喜ばれ、、私のお客様のベテラン舞台監督さんも感動しておりました。
大阪の親戚達も配信を観て「あの磯野洋子さん!?ずっとテレビで見てたわ〜!ずっとお綺麗やなぁ〜!」と大喜びしていたそうです。

パリから来日され、十分に自宅待機なさったとはいえ、未だ時差ボケもあるのだとお疲れでしたのに、素晴らしい。。
本当に美しくて、面白くて、素敵でございました。。。


中日の夜公演の途中、、とあることが起きて洋子さんが気づいてくださって。
お話をしていましたら

「あなたたち親子の様子を見てると、泣けてきてね。。
子役からやってきたちぃちゃんが、こうして親としてサポーとする覚悟を決めたこと、どんな想いか。でもね、常に見守って、厳しく、嘘なく向き合っている親子がどれほどいるか、私の今回の劇中セリフと一緒だけど…『ほんまに、わかっとる』からね…」と、抱きしめてくださいました。

次に娘を呼び、また強く抱きしめてくださいながら、
「あなた達は、互いに愛し合うこと、ともに周囲を愛することを理解してるから、こういう子になったんや。
あんたは、本当の愛をわかっとる子。
一加ちゃんも、そして、ちぃちゃんも、よく頑張った。」
と。
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そして「あのね、一加ちゃんの書道、書いているところの写真を私にくれないかしら?この子が、あんな難しい字をどんな風なお顔をして描いているのかしらって、それが観たいのよ。あるかしら?」と言ってくださって、
嬉しくて、慌てて夜中に作成し、千秋楽の日にお持ちしました…。

本当に感謝ばかりです。。

そんな、洋子さんから頂いたお言葉やありがたい時間を、貴子さんにご報告出来たことも、大きな喜びでした。

(どれも心にしまっておくべき有難いお言葉達なのだとも思いますが、娘の為にも残しておきます。でも他にも嬉しいこと、沢山ありました…)


そしてこちらは、今村均さん
娘の細かな表現や熱意を見逃さず、ご指導もくださいました。
丁寧でわかりやすく、かつ娘の心・存在そのものを、より生かせるようにと…愛情を感じ、娘もとても嬉しそうにしておりました。

楽屋でも「またお芝居、あがってきたね。」と見守ってくださいました。

ある日は「これ、もらってくれる?」と小さな書道セットをくださって!
なんて可愛い。本当に使用できます。
もったいなくて、きっとずっと宝物にするでしょう。
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トシ坊のテルさんこと、加藤照男さん。

もう可笑しくて可笑しくて、でも、お芝居はかっこいい。
娘のことも隙間があれば貴子さんや竹ちゃんに「いっちゃんにちょっかい出すな!」と怒られるほど愛でてくださって(笑)娘も大好き。

主人も昔お世話になり、お稽古初日から、大変よくしていただきました。
お稽古中に還暦を迎えられ「俺は認めねぇ!」とおっしゃっていましたが、本当にお稽古場では誰よりも激しく軽快、痛快(笑)
生涯アクション俳優
(テルさんはJAC出身)さんで在られるのだろうなと…本当、素敵です。
今回、テルさんのお笑い要素が少なかったのが、寂しかった方も多いでしょうね…でも、トシ坊、沢山泣けました。
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それから、お姉ちゃん達(笑)

唯ちゃんに、看護婦役の紗佳ちゃんと翔子ちゃん。
とても仲良くしてもらっておりました♡嬉しそう(*ˊ ˘ ˋ*)

婦長役のあややんこと、堀江あや子さんとは、撮れず仕舞い。
*何気にあちこちには映り込んでくださっているのですが。。

この作品の質をググッと上げる、とっても素敵な婦長さんを演じられていました。

個人的にお電話をしたこともあり、何かと助かって、また是非お逢いしたいと願っています。。

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そういえば、吉高君や、雄斗くんとも、ちゃんと撮れなかったなぁ(涙)
でも、会う度にとっっっっっても可愛がってくださって。すっかり懐いてしまっていました。
ありがとうございます。。

*娘の履いていたモコモコ『ガァコ』とっても人気でした(笑)ほっぺが突出しまくってて、いいでしょう♡
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そして、鈴木富士子ちゃん

富士子ちゃんとは、私が産後明け一発目に出演したミュージカル『バクマツ。』で共演しておりました。(私はおりょうさん役)
まだ娘が1歳で、授乳もしていたし胸がパンパン、声もヘンテコでとても大変だった時(汗)

ですが、50人以上のキャストの中でも、富士子ちゃんのことはとてもよく覚えておりました♡
今考えると、富士子ちゃんもとても若かったのね(笑)大人っぽいからなぁ。。

このような形で再会でき、娘を可愛がってくれ、本番の夜は夜中までLINEするほど、仲良くなりました(笑)

美人さんなのに、どこか男前で(笑)とっても素敵な女性です。。うふふ
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父ちゃん役の嶋村昇次さん。
舞台上では、心のままに抱き合うことも叶わない関係性でしたが、お稽古場や楽屋ではこんなに仲良し。
大好きな自慢の父ちゃんでしたね。

最後のお稽古の時は恵比寿駅まで二人で手を繋いで帰っていました。
「最後にとぉちゃんと帰れて嬉しかったぁ。なんだかもっといいことが起こりそう。」なんて、本番前の素敵な思い出をいただきました。
愉快で素敵な父ちゃん、私も、本当に有り難かったです。。
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そして、、、

かぁちゃん役の希美ちゃん。。

逢ったその日から、沢山の愛を注いでくれました。
一時期、他のお仕事でお稽古に不在だった際も、ずっと娘を気にかけてくれて。
そして、私ともとても仲良くしてくれました。。

言葉が見つかりません。

写真を見てくだされば、伝わるでしょうか。。

エンディングの希美ちゃんのソロの際、娘は「私のかぁちゃんの歌声、素敵でしょう」と言わんばかりで、嬉しそうに横に立っておりました。

本当に、ありがとう。。。。。
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旦那様のピアノのゲンさんも、
全幕を見届けながら、役者の呼吸を細やかに感じ取って、その愛情が目に見える程、繊細で美しい音色を届けてらっしゃいました。

娘も、初めてのお芝居で、自分の台詞に合わせてこんなに美しい音に包まれ、幸せだったそうです。。
やはり舞台は生音に限りますね。。。
さらに、ゲンさんだからこその、幸せの音色でした。。

*休憩中は「ちょっと弾いてみる?」と声をかけてくださって、娘の拙い『ムーンリバー』に伴奏をつけてくださいました…感動(泣)
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そして。。。

今回、音楽を担当なさった、JUNさん

昭和の世界観に導き、琴線に触れる素晴らしいテーマ曲を創られました。

お稽古場ではJUNさんの後ろに位置することが多く、ある日母娘でイタズラして…娘のぬいぐるみ(オラウータンの子供・ストレッチウーマンJr.)を置いたら「こいつに見守られて、いや、見張られてたら、全部上手くいった!(笑)」とおっしゃったので、
我が家で大事にしていたジュニアの1匹(全部で8匹いる)の首に『じゅんさんがんばって♡』裏には『おつかれさまでした。』というカードをつけて、お守りにお渡ししました(笑)

喜んでくださって、本番中もしかと見守って(見張って)いたようです(笑)
でも、終演後に『おつかれさまでした。』に替え忘れたそうで、「きっと一晩中、ジュニアは働いているね。。」とみんなで笑いました。
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そして、大好きな貴子さん。

私の、いえ、夫婦二人の『本当の祈り』を、全部受け止めてくださいました。

楽屋にて、貴子さんが
「いっちゃんは幸せな子…いや『幸せの子』だよね。。」
とおっしゃいました。

『幸せの子』で在れたのは、
紛れもなく、この座組み、貴子さんの温もりゆえです。
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本当に、本当に、素晴らしい日々を、ありがとうございました!!!
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あっ・・・竹ちゃん(笑)

1つ前のブログに、演出補助の竹ちゃんとのデートをたっぷり載せたので、大丈夫か(何が?)

ようやく一息…のタバコタイムを投げ打って、娘と一緒に帰ることを選択してくれたことが何度あったでしょう。
どんな時も、竹ちゃんの優しさに支えられました。
ありがとうございます。。


娘の劇中のセリフ「…ありがとう」「だーい好きよ!」

こちらは脚本になく、娘から自然と出てきた言葉を生かしてくださったものです。


そんな「…ありがとう」の瞬間です。

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『明子ちゃん』も、ありがとうね。。

終演後、
「明子ちゃんとはお別れしちゃった?」と聞いたら
「ううん…もうちょっと、一緒にいてくれるって。」

と言っていました。

そうか、、よかったね。。



「骨が伸びる音が聞こえるのよ」

と本人も言っており、本番中も身長が伸びたんじゃないかと言うほど成長期で、衣装はドンドン短くなるし(爆)
体力がある娘もさすがに消耗激しく身体もキツかったはず。

子役としては比較的異例のシングルで臨ませて頂きましたし。。
彼女なりに心も身体も、努力したと思います。

貴子さんは「120点、いや1000点満点です!」とお褒めを下さって、娘もホッとしたはずです。(私もです)


夫婦ともに、芸術の中で心豊かに、人や社会を知り、自由に学んで欲しいと思っていても、それを芸能界で、とは全く考えておりません。
ですが、様々なご縁や導き、娘の素直な希望を紡いで、こうした機会に恵まれました。

書道や武道の精神同様、娘なりに真摯に向き合ってくれたらと願う日々でした。

芸術は、生き様。
何事も通じています。


私が、この歳になっても幼少期に頂いた素晴らしい俳優さん方の言葉やお姿、共に生きた役達に支えられているように、

娘の心には、きっと生涯忘れられない素晴らしい景色が拡がっていることでしょう。

それをまたどのように糧にしていくのか、
夫婦で見守っていきたいと思います。。
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*大入りも出て。しかも、私や主人にもくださいました(泣)
パンフレットには、私の名前をアドバイザーとしてクレジットを入れてくださっていて、改めて隅々まで貴子さん・貴楽屋さんの愛を感じます。。


今回この仕事をご紹介(お声がけ)くださったプロデューサーさんに、全てをご報告し…今、ようやく、深呼吸が出来ました。

全てはご縁と心、です。

*プロデューサーさんは、ご体調不良で観ていただくことは叶いませんでしたが、本番ギリギリまでエールを送ってくださいました。本当にありがとうございました。。


2回に分けるつもりが、一気に、とんでもなく長く綴ってしまいました。
次回は間髪入れずに、お客様との嬉しい時間を記します〜♡

………………………………………………

配信は12月24日(17時30分)まで、ご購入・ご視聴できます。
「映像でも泣ける」と大変ご好評いただいております。
ぜひ、ご覧ください。
キャスト紹介もある千穐楽ver.です。

*下記サイトより【一加扱い】をご選択いただきますと、こちらで確認が出来、何かありましても責任持ってフォローをさせて頂きます。

………………………………………………

by chihiro_anma_ex | 2021-12-16 21:00

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by 安間 千紘
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